2025.12.20-28 二人展 「 光と闇 」
- edaumeartstudio
- 2 日前
- 読了時間: 2分
二人展 「 光と闇 」
Masahiko Mori / 鉄造形
muninaru / 灯り・蝋造形
▪︎会期
2025年12月20日(土)-28(日)
11:00-18:00
点灯13:00〜
※光と影は13時〜18時に出現します。
▪︎OPENING EVENT
12月20日(土)18:00〜
Yutaka Sakamoto / Improvisation Live Performance
入場無料
場所
EDAUME 東の蔵
佐賀県佐賀市八戸1-2-32
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生き物たちは かつて動いていた時間の気配をその身に宿したまま 静かに佇んでいる。
13:00
かすかな呼吸のように影は実体とは異なるかたちで広がり、揺れ、あたかも洞の奥に封じられていた記憶が外へと溢れ出すように現れる。
それはどこかで見た風景や輪郭と重なりながら、内側に眠る情景を呼び起こしていく。
本作は、光と影が空間にもたらす変化と、その境界に立ち上がる微細な現象を探るインスタレーションです。
自分が見ているのは形なのか、光なのか、あるいは闇がもたらす想像なのか──。
そこに見える光景は、海辺の洞窟にも、木々の洞にも思えるが、どれとも断定できない。
光が示す“像”と、闇の中に漂う“余韻の空間”のあいだで、鑑賞者それぞれの感覚が自ら風景を立ち上げるからである。
立つ場所や視線、滞在する時間によって見える情景は大きく異なり、ある人には身体の内部を照らす微光のように、また別の人には記憶の残像のように立ち現れる。
光と闇がつくり出すわずかな差異が、個々の体験を静かに分岐させてゆく。
鉄の冷たさ、蝋のやわらかな息づかい、そして深部から息づくような有機的な明滅が織りなす関係性を通じて、私たちは闇の中に何を見いだすのか。
——光が世界を立ち上げ、闇が世界を深める——
本作は、その二つが絶えず行き来する場として存在している。






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